九州北部豪雨のお墓掃除

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 朝倉市にある、調家のお墓

昔、東長寺にある黒田の殿様のお墓に憧れ、同じデザインで、有志が集まり共同で建てたお墓

 

昭和28年の筑後川水害のときは、納骨棚まで、浸水し、骨壷がぷかぷか浮いていたという伝説が残っています

 

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 お墓のある朝倉市大庭も、床上浸水地区

10名くらいの親戚有志が集まり、納骨庫を開いてみると

 

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ほぼ階段の入り口まで浸水し、骨壷がぷかぷか浮き、そのまま水だけが引き

骨壷が散乱してました

 

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散乱していた100以上の骨壷を全部出し

綺麗に清掃

どこの家系で、どこの棚に納骨すべきかを、私の父が調査しています

まるで、考古学の先生のようです

そして、バケツリレー方式で再度納骨

 

同じ苗字の方々が集い

汗をダラダラかきながら

最初、人骨を扱うという非日常の作業に戸惑いを感じながらも

 

最後は、祖先の皆様への感謝の気持ちが溢れてきました

 

昭和28年

平成29年

皆さん、自分が生きている間は、水害はないかなとの口々に

 

しかし、植林だけし、荒れた山を放置された状態では、わからんぞと思いつつ、作業を終えました